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更年期のやせにくさと血糖値の乱れの原因

更年期になると、痩せにくく、血糖値が乱れやすくなります。 その一因は、エストロゲンの減少により、コルチゾールとの拮抗関係がくずれることにあります。 1.骨格筋での糖取り込み低下 血液中のブドウ糖は、細胞膜にあるGLUT4という輸送担体によって細胞内に取り込まれます。 エストロゲンがあるときは、筋肉細胞のGLUT4からインスリンが効率よく取り込まれます。 エストロゲンが減少すると、GLUT4の発現や活性が低下し、インスリンの指令があっても糖が細胞内に取り込まれにくくなります。 その結果、食後に高血糖が起こりやすくなります。 2.コルチゾールの相対的増加 エストロゲンはコルチゾールの過剰な働きを抑え、脂質代謝を助けています。 エストロゲンが減少すると、コルチゾールが相対的に優位になります。 コルチゾールは血糖上昇ホルモンの一つでもあり、抗ストレスホルモンでもあります。 更年期には、外的内的両方の因子によりストレスが増大しますが、このストレスに対抗するために、身体は今すぐ使えるエネルギーを確保しようとします。 ストレスがかかると、コルチゾールが肝臓に働きかけて、筋肉のタンパク質などを分解してブドウ糖を作り出す糖新生を促します。これによって、食べていない時でも血糖値が上昇します。 また、コルチゾールは、細胞がインスリンを取り込むのを阻害します。 つまり、更年期には、 ・エストロゲンの減少による細胞内への糖の取り込みの低下 ・コルチゾールによるインスリンの働きの阻害 この2つの要因により、インスリン抵抗性が加速しやすくなります。 3.内臓脂肪の蓄積 エストロゲンには脂肪の蓄積場所をコントロールする働きがあります。 女性は若いころは皮下脂肪はついても、エストロゲンが内臓脂肪の蓄積をおさえてくれています。エストロゲンが減少すると、皮下脂肪が付きやすくなります。 また、コルチゾールにも脂肪を内蔵回りに蓄積させる性質があります。 蓄積した内臓脂肪からは、アディポサイトカインという生理活性物質が分泌され、これがさらにインスリンの働きを阻害します。 3.低エストロゲンによる脳のストレス 脳の視床下部は、更年期になってもエストロゲンを出すよう指令を出します。 しかし、卵巣が反応せず、エストロゲンを出せません。 この命令と結果のギャップが、脳にとっての持続的ストレスとなります。 その結果、常...

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