腸内環境を整えよう~嚙むことの重要性

栄養療法では腸内環境を整えることをとても重要視しています。
免疫力を高めて健康に元気な心身になるためにも、
にきびやアレルギーやアトピー性皮膚炎などの症状の改善にも、
腸内環境を改善することがとても大事です。

自宅で簡単にできる腸内環境を整える方法を何度かに分けてご紹介します。


まずは、しっかり嚙むことです。
1口30回以上は嚙みましょう。

唾液に含まれるペルオキシダーゼには殺菌作用・抗酸化作用があります。
嚙むことで食品中の発がん性物質による発がん率が10分の1になるという報告もあります。

よく噛むことで脳細胞の働きを活発になり、子供の知育やお年寄りの認知症予防にも効果があります。

しっかり嚙むことで、分泌型IgAが唾液腺から出てきます。
IgAは腸内で善玉菌を定着させる働きがあるので、必然的に腸内環境が整ってきます。
よく嚙むようになっただけで便の状態が改善したという方もいらっしゃいます。

唾液をしっかりださないとビタミンB12は吸収されません。
ビタミンB12は赤身肉などに多く含まれています。
よく噛まずに飲み込むと、未消化物として腸に負担がかかり、リーキーガットや大腸がんなどの一因になりえます。

よく嚙んで満腹中枢を働かせて過食を防ぐことで肥満予防にもなりますし、腸への負担を減らすこともできます。

プロテインや自家製スムージーを飲むときもしっかり嚙んで唾液をだしてくださいね。


また、しっかり嚙む力のためには足の裏全体が地面についている必要があります。

乳児の離乳食のときから、しっかりと足のつく椅子に座らせてあげてください。
椅子に座って足が浮いてしまっているお子さんには、足台つきの高さ調節のできる椅子にすわるか、足台を置くかなどをしてあげてくださいね。
しっかり嚙むことは、虫歯予防やきれいな歯並びにもつながりますよ。


嚙むことのメリットが大きすぎて嚙まないともったいないくらいですよね。
まずは、嚙めているかをみなおしてみてくださいね。


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おの まりこ皮膚科クリニック
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