前借りしたエネルギーは清算しよう！～カフェイン飲料やドリンク剤のしくみ～

私たちのエネルギーを作り出しているのは、細胞内にあるミトコンドリアです。

パワーを高めるには、ミトコンドリアの機能を高めるようにします。

具体的には、ミトコンドリアの代謝を阻害する物質（重金属や添加物など）を避け、

場合によってはデトックスし、十分量の栄養素を足すことで、ミトコンドリアの機能は改善します。

ミトコンドリアは肝細胞や筋細胞に多く含まれるので、

運動をして筋肉をつけることで数を増やすことができます。

疲れた時に甘いものやカフェインをとると元気がでるように感じますよね。

これは、一時的なブースト効果によるもので、エネルギーを前借りしている状態です。

前借りしたエネルギー分は後できちんと清算・補充する必要があります。

コーヒーやドリンク剤を飲み続けると効果が薄まるというのは、

補充すべきエネルギーを補充していないのにエンジンをふかそうとして

エンストしている状態です。

この場合必要なのは細胞に栄養を届けて休ませることです。

カフェインは、疲れていて本来休むべき脳や体の細胞を

疲れていないとだまして働き続けさせます。

カフェインにはよい面もありますが、

あくまで嗜好品の位置づけで、

毎日疲れを紛らわせるために常用するのには向きません。

最近は勉強を頑張る子供向けにドリンク剤なんかも売っているようですが、おすすめはしません。

コーヒーの代用として、くず粉入りのお出汁やボーンブロス、鰹節をまぶしたおにぎり、さつま芋、果物などがおすすめです。

お出汁にはアロマ効果もあるので、十分に満足感も得られます。

中鎖脂肪酸であるMCTオイルも使えますが、胃もたれしやすいので、はじめは1g～3ｇくらいの少量から慣れさせていきましょう。

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