炎症を抑えることの重要性

栄養療法では、炎症を抑えることも重要視しています。


 身体に炎症があると、炎症を抑えるためにコルチゾールが分泌されます。

コルチゾールは副腎皮質ホルモンで、体内で生成されるステロイドです。

慢性の炎症があると、コルチゾールを常に分泌するように身体が指令を出します。

すると、副腎が疲弊し、コルチゾールの分泌量が減ってきます。

症状としては、疲労感、朝起きられない、免疫力の低下などが現れやすいです。



アトピー性皮膚炎などの皮膚の炎症には、外用や内服、食事内容の改善で対応します。

上咽頭炎・副鼻腔炎に関しては、鼻うがいも効果的です。

上咽頭炎・扁桃炎は、耳鼻科でのBスポット療法(保険適応)もあります。

虫歯や歯周病も栄養状態を悪化させるので、歯科での口腔内衛生の定期チェック、メンテナンスも欠かさずしてください。

糖尿病や膠原病などの基礎疾患のある人は、病状により服薬しつつ、食事やストレス等の改善を図りましょう。


避けるべき炎症を誘発する食品は、小麦製品(グルテン)、乳製品(カゼイン)、添加物、化学調味料、農薬、植物油(特にω6)、精製された砂糖などです。

とるべき抗炎症作用のあるのは、無農薬有機栽培や自然栽培の野菜、果物(皮ごと食べられるものは皮も)、緑茶、ターメリック(ウコン)、味噌(特に赤)、梅(梅干し、梅エキス)、糠漬け、麹などです。


栄養療法外来はオーダーメイドのカウンセリングで、その時のその人にあった方法をお伝えしています。

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おの まりこ皮膚科クリニック 
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