脱毛症の治療について

 当院で髪の悩みで多いのは、円形脱毛症、男性型脱毛症、産後の脱毛症、薄毛、抜毛症などです。


円形脱毛症は、脱毛の範囲が狭ければ、外来でエキシマや液体窒素と内服薬・外用薬を併用して治療します。

脱毛範囲の広い場合は、大学病院にご紹介し、ステロイドのセミパルス療法を受けて頂きます。


男性型脱毛症は、自費診療となり、自費の内服薬(ザガーロなど)やミノキシジル外用薬での治療となります。


薄毛の原因として多いのは、結果的に質的栄養不足となって薄毛になっている場合が多いです。産後の脱毛症も質的栄養不足に当てはまります。

この場合、消化吸収能力が低下していることが多いため、お出汁やボーンブロスで胃腸を整えつつアミノ酸補給をし、必要なら亜鉛や鉄などのサプリメントも併用していただきます。


産後や体力の低下しているときには、人参養栄湯などの漢方薬を併せて使うことも多いです。

心理的要因のある場合は、その要因を軽減することが重要です。

円形性脱毛症でも、育毛や発毛を促すのに、漢方薬や、胃腸機能の改善、栄養素の補給は役立ちます。


保険診療や自費診療を上手に活用しつつ、基本となる食事や消化吸収できる胃腸づくりなど自分でできることもしっかりと行いましょう!


栄養療法外来では、オーダーメイドのカウンセリングで、その時のその人にあった方法をお伝えしています。

栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。
おの まりこ皮膚科クリニック 
☎075-744-0738

コメント

人気の投稿