果物、果糖はからだにいい?悪い?

果物に含まれる果糖についての良し悪しが論じられることがあります。

果糖の良し悪しを考える前提として、栄養素を考える時には、単体の栄養素と食材の一部として含まれる栄養素は別物ととらえてください。

栄養素は単体で取り入れても体内の代謝で効率よくは使われないため、できるだけ複合的に摂る必要があります。
精製されていないcrud(粗)な状態で、whole foods(皮も葉も余すところなく全部)で頂くことが大事です。

果糖について考える時も、果物と果糖単体とは分けて考える必要があります。

果糖単体としての果糖ブドウ糖液糖などは、人工的なものは百害あって一利なしなので、避けることをお勧めします。

一方で、果物に含まれる果糖は、その他の栄養素やファイトケミカルと呼ばれる栄養素も含まれるため、からだによい働きをする場合が多いです。

ただし、胃腸などの状態によっては、果物があわず、かえって症状の悪化する状態の人もいます。
一概に果物がいい悪いとは論じることができないということですね。


最後に、足りない栄養素を補うには何を食べればいいですかという質問を受けることが多いので、おすすめの本をご紹介します。

『オールガイド 食品成分表 2021』(実教出版編集部)

ネットで逐一調べるよりも、書籍として1冊持っておくと調べやすいです。


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