風邪予防の栄養学的基本
早いもので師走となりました。
年末年始の忙しい時期は、
紫外線も弱まり、空気も乾燥するので、
風邪など体調を崩しやすくなります。
人によっては気分の落ち込みを感じられる方もいるかもしれません。
日本人の多くがビタミンD不足であるというデータがあります。
ビタミンDには、
・ナチュラルキラー細胞の活性化
・セロトニンなどの神経伝達物質の生成を助ける
・カルシウムの吸収率を上げる
などの働きがあり、
免疫バランスの向上、
うつや骨粗しょう症予防にも関与します。
ビタミンDを
食事や日光浴だけで十分量取り入れるのは
非常に難しいため、
サプリメントをお勧めしています。
採血でビタミンDの血中濃度を測定しながら
用量を調節するのが最善です。
採血のために定期的に来院するお時間のない方で
腎機能の問題ない方には、
脂溶性ビタミンのサプリメントをお勧めします。
とはいえ、やはり健康診断でもいいので
血中濃度を測定し把握することが望ましいことに変わりはありません。
他には、
オリーブ葉エキスを
風邪予防や風邪をひいてしまったときのために
常備しておいてもいいでしょう。
※ビタミンCと同様、予防的に飲む用量と治療の手助けとしてのむ用量は違います。
目的に合わせた用量で内服しなかった場合は効果は乏しいです。
風邪を引いてしまって、
炎症を早く押さえたい場合には、
アクティブ型のDHA、EPAが有効です。
のどが痛くなった時にはエキナセアのど飴は使えます。
その他、漢方薬などを使うこともあります。
食事 睡眠 適度な運動は基本ですが、
必要なものを+αで取り入れて
より健康な心身を手に入れましょう。
栄養療法では、一人ひとりに合わせたカウンセリングを行っています。
栄養療法外来は月火で行っております。
栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。
おの まりこ皮膚科クリニック
☎075-744-0738
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