お米の選び方
お米に含まれるでんぷんには
アミロースとアミロペクチンの2種類があります。
アミロペクチンは粘りが強く、
もち米のでんぷんはアミロペクチン100%です。
もっちり系の品種はアミロペクチンの割合が高くなっています。
例)コシヒカリ、あきたこまち、ミルキークイーン、ひとめぼれ、つや姫など
冷めても硬くなりにくく食味が落ちないという特徴があります。
さっぱり系の品種はアミロースの割合が高くなっています。
例)ササニシキ、イセヒカリ、あさひ、ななつぼしなど
高アミロース米の中でも
アミロースの割合が25%以上のもの(ホシユタカなど)は、
製菓用でつかわれることが多いようです。
食後高血糖(その反動の低血糖による眠気など)対策や
腸内炎症対策にはこちらがおすすめです。
また、お米にはレジスタントスターチという
難消化性でんぷんも含まれています。
レジスタントスターチは
冷えると増える性質があり、
腸内でいわゆる善玉菌の餌になります。
土鍋でご飯を炊き、
おひつで保存するのが主流だった時代は、
レジスタントスターチの摂取量は
現代より多かったと思います。
現代でも、
朝お弁当につめたご飯やおにぎりを
お昼に温めずにそのまま食べることで摂取できます。
腸の状態が気になる
食後に眠くなりやすい
などのお悩みがある方は、
アミロースの割合の多いお米を選び
1日1食は冷めたものをいただくのがおすすめです。
ご自身のからだの状態にあわせて選んでみてくださいね。
栄養療法外来は月火で行っております。
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