朝起きられない原因

春眠暁を覚えずといいますが、
朝起きられないのは、
副腎疲労のサインかもしれません。

思春期の中高生に見られやすい
起立性低血圧の背後にも
副腎疲労が隠れています。

睡眠と覚醒のリズムを作るホルモンは、
メラトニンです。
メラトニンは脳の松果体から分泌されます。

朝起きて日の光を浴びると、
その約15時間後から血中のメラトニン量が増加し、
眠気を誘います。

睡眠中のメラトニン濃度は、
日中の十数倍となり、
起床時には再び下がります。

メラトニンの分泌量は、
光刺激によって抑制されます。

《朝に朝日を浴びて、夜寝る2時間前にはスマホなどの画面や強い光を見ずに暗くする》
とよく言われるのは、メラトニン分泌リズムを整えるためです。
メラトニンは、上図のように、
トリプトファン(アミノ酸の一種)
→セロトニン
→メラトニン
という順で合成されます。

セロトニンが多いと
メラトニンの合成量も増えやすくなります。

セロトニンやメラトニンの合成には、
タンパク質(アミノ酸)や、
補酵素となるビタミンやミネラルが必要です。

メラトニン対策だけで改善しない場合、
副腎疲労に対するケアが必要です。

副腎皮質ホルモンであるコルチゾールは、
通常であれば朝8時頃に分泌量がピークとなり、
その後は徐々に低下していきます。
メラトニンとほぼ反対の動きをします。
メラトニンが高い時はコルチゾールは低く、
メラトニンが低い時はコルチゾールは高くなります。

メラトニンとコルチゾールの
分泌リズムが整っていると
1日の生活リズムが整います。


コルチゾールの分泌を整えるには、
副腎疲労とその原因の対策が必要です。

・胃腸機能の低下
・慢性炎症
・血糖値の乱高下
・過度なストレス
・栄養不足エネルギー不足
・睡眠不足
・筋肉量
・飲酒喫煙カフェインの摂取
なども一度見直してみて下さい。

当院ではMSSや分子生理化学研究所のサプリメントも取り扱っております。

栄養カウンセリングは月火で行っております。
栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。
おの まりこ皮膚科クリニック 
☎075-744-0738

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