花粉症へのアプローチ
この時期花粉症でお悩みのかたが増えてきます。
保険診療では、
抗ヒスタミン薬の内服薬や
皮膚症状のある場合は外用薬、
場合によっては漢方薬を処方します。
当院ではヒスタグロビン注射も行っております。
〈胃腸の負担になるものをやめる〉
免疫細胞の6~7割が集まっているといわれる
腸粘膜の状態を整えましょう。
グルテンやカゼインや甘いものなどは
腸内環境が乱れる原因となりやすいので、
花粉症の症状の強い人は極力控えましょう。
ストレス過多でも胃腸機能は低下するので、
ストレス対策も必要です。
〈ビタミンD〉
ビタミンDには、
免疫調整における重要な役割があります。
冬場の紫外線量の低下で、
体内でのビタミンD合成量が低下していたため、
春先の体内ビタミンD濃度は低い傾向にあります。
ビタミンDは良質なサプリメントで補いましょう。
高容量内服の際には、
必ず血液検査でフォローが必要です。
※ビタミンDの注射もありますが、当院では取り扱っておりません。
〈ビタミンA〉
粘膜や皮膚のバリア機能強化に必須です。
粘膜免疫にもかかわっており、
ビタミンDとともに
免疫調整に欠かせない栄養素です。
当院では、脂溶性ビタミンのサプリメントも取り扱っております。
〈亜鉛〉
粘膜修復に欠かせない栄養素の一つです。
抗炎症作用も有しています。
〈タンパク質〉
タンパク質の一種であるグルタミンは、
腸粘膜の修復に欠かせません。
腸粘膜修復に一番おすすめなのはボーンブロスです。
〈ω3〉
抗炎症作用があります。
青魚や亜麻仁油に豊富に含まれています。
普段魚を食べる頻度が低い方や
慢性炎症のある時は必須です。
〈プロバイオティクス・プレバイオティクス〉
腸内環境改善に活躍します。
乳酸菌に関しては、
ヨーグルトだとカゼインなどの影響もあるので、
良質なサプリメントの方がお勧めです。
上記の分子栄養学的なアプローチで
花粉症の症状が大幅に改善した方は何人もいます。
症状のつらい時期には薬を使いながら、
免疫調整能力を上げて抗炎症対策を心がけてみて下さい。
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