果物を食べよう:ミトコンドリアから考える健康戦略
果物はビタミン・ミネラル・抗酸化物質などの栄養の宝庫です。
私たちの細胞内でエネルギーを産生する「ミトコンドリア」は、
代謝の過程で「活性酸素」を生み出します。
これは自然な反応ですが、
過剰な活性酸素は細胞を傷つけ、
老化や慢性炎症、生活習慣病などの一因となります。
果物に含まれる抗酸化物質(ビタミンC,E,ポリフェノール類、カロテノイド)は、体内の「活性酸素」を除去し、ミトコンドリアの働きを守る役割があります。
また、果物に含まれる糖質の主成分である果糖(フルクトース)は、肝臓で代謝され、インスリンを介さずにエネルギー源として利用されます。
<摂取のタイミング>
朝はコルチゾール分泌の高い時間帯であり、
朝に果物を食べることは副腎疲労の緩和につながります。
運動後の摂取は、
筋グリコーゲンの再合成促進、
酸化ストレスの緩和に効果的です。
食事のタイミングでの摂取は、
血糖スパイクを緩和し、
インスリン応答を緩やかにする可能性があります。
果物は1日に200g以上の摂取が推奨されています。
ベリー類、柑橘類、キウイ・アボカド、リンゴ、モモなど旬の色々な果物を食べましょう。
※マンゴーやバナナの過剰摂取には注意が必要です。
※果物でお腹が張る人は、まずはお腹の状態を改善しましょう。
栄養に関するご相談は、月火で行っております。
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