身体の中から風邪予防➁~睡眠、運動、ストレス対策

前回は、身体の中から風邪に強くなる栄養素についてお伝えしました。
身体の中から風邪予防➀~効果的な栄養素

風邪予防には、栄養素の他に、
運動、睡眠、ストレス対策、腸内環境も重要です。
いずれも密接にかかわりあっており、
同時に改善すると効果が得られやすくなります。 

<ストレスケア>

ストレスを感じると、身体はコルチゾールというホルモンを分泌して対応します。

コルチゾールは一時的には炎症を抑えてくれますが、慢性的なストレスが続くと、副腎が疲弊してしまい、免疫対応が十分にはできなくなります。

しかも、ストレスがあると、栄養素(特にビタミンB群やC)がどんどん消耗され、ますますからだの免疫の抵抗力が弱くなるという悪循環に陥ります。

ストレスの多い環境下にある現代人とって、
ビタミンB群やCのサプリメントは必須アイテムともいえるかもしれません。
その他にはマグネシウムも重要です。

環境改善や休養、リフレッシュといったストレスケアは必須です。


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<腸内環境ケア>

腸には免疫細胞の約7割が集まっていると言われています。

抗生剤の使用、加工食品、飲酒、便秘、ストレス、炎症を起こしやすい食品は、腸内細菌叢を乱す要因になります。

腸内環境はすぐに改善するものではありませんが、よく噛むこと、食物繊維や消化酵素や乳酸菌などを取り入れること、炎症を起こしやすい食べ物を控えること、ストレスケアをすることなどを総合的に継続していくことで徐々に改善していきます。

<質の良い睡眠時間の確保>

睡眠中は、ナチュラルキラー細胞やT細胞などの免疫細胞が活発に働く修復の時間です。
つまり、睡眠不足は免疫力の低下を招き、風邪を引きやすい状態になります。

特に重要なのは、深い睡眠(ノンレム睡眠)の質です。

寝る前のスマホなど電子機器の画面、カフェイン、夜更かし、日中の血糖値の乱高下などは、交感神経が優位になって睡眠の質を下げてしまいます。

【対策】
✓寝る2時間前までに夕食を済ませる
✓寝る1~2時間前にはスマホやPCなどの画面をみるのをやめる
✓自律神経と血糖値を安定させる
✓湯船につかって副交感神経優位にする
など

その他、トリプトファン、マグネシウム、ビタミンB群などの栄養素も良質な睡眠を助けてくれます。

<適度な運動>

運動することで、身体の免疫力が向上します。

✓基礎体温の維持…筋肉量がUPすることで基礎体温が上がり、ウイルスが活性化しにくい環境を作ることができます。血流もよくなります。

✓自律神経の安定…軽い運動はストレスを軽減し、自律神経のバランスを整えます。自律神経の乱れは免疫力の低下を招くため、その予防にもなります。

✓睡眠の質の向上…日中に運動することで夜間の深い睡眠(ノンレム睡眠)の質が高くな、、なり、結果として免疫力が高まります。

有酸素運動と無酸素運動の組み合わせがベストです。
普段運動習慣のない人は、軽めのウォーキング、ストレッチ、スクワットなどから始めましょう。

激しい運動(オーバートレーニング)は、一時的に免疫を下げてしまうこともあるので注意が必要です。

私は以前、年に2回くらい風邪をひき、
発熱したり喉の炎症が長引いたりしていましたが、
栄養療法などでからだを整えるようになってから、
めっきり風邪をひかなくなりました。
風邪をひいてもごく軽い初期症状で治まります。
こどももめったに風邪を引かないので大変助かっています。

元気に過ごすために、ぜひ実践してみてくださいね!

当院では分子生理化学研究所、MSS、ヘルシーパスの医療機関専売品のサプリメントを取り扱っております。
ご希望の方は診察時に医師に直接ご相談ください。
※お電話でのサプリメントに関するお問い合わせは承っておりません。
サプリメントの一部はオンラインショップでも取り扱っております。
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