肝斑の治療と予防
肝斑とは、顔面に左右対称性に出る薄茶色~褐色の色素沈着で、主に頬骨、額、口周囲に出やすいものです。
30~50代の女性やピル内服者に多いとされています。
<原因>
女性ホルモン(特にエストロゲン)の影響
妊娠、出産、ピルの使用で肝斑が悪化することがあるのはこのためです。
摩擦、紫外線、化粧品刺激
肌への物理的刺激や紫外線のダメージが肝斑を悪化させる大きな原因です。
鉄、亜鉛、ビタミンB群の不足
これらはメラニン代謝や女性ホルモンの調整に重要な栄養素です。
特に鉄不足(フェリチン不足)は肝斑の大きな原因になります。
特に鉄不足(フェリチン不足)は肝斑の大きな原因になります。
※フェリチンは炎症でも高くなるので、慢性炎症のる多ある方は数値が高くなります。鉄欠乏性貧血があるかどうかに関しては、総合的な判断が必要です。
ストレスや炎症によるコルチゾールの乱れ
慢性的なストレスや炎症により、副腎が疲弊し、ホルモンのアンバランスが起きやすくなります。
慢性的なストレスや炎症により、副腎が疲弊し、ホルモンのアンバランスが起きやすくなります。
肝機能の低下・解毒障害
エストロゲンや炎症性物質を解毒分解するのが難しくなります。
隠れ脂肪肝(瘦せ型でもリスクあり)の方は要注意。
<治療>
外用
トラネキサム酸(ホワイトニングTA)
ビタミンC誘導体
内服
トラネキサム酸
ビタミンC・E…抗酸化作用により過剰生成を防ぎます。
ビタミンC・E…抗酸化作用により過剰生成を防ぎます。
L-システイン、グルタチオン…こちらの記事に詳しく書いています。
https://mary-medical-store.com/?pid=187103905<予防>
✓紫外線予防
→主原因の除去
→主原因の除去
✓物理的摩擦を減らす
→主原因の除去
→主原因の除去
✓鉄、ビタミンB群 亜鉛、ω-3脂肪酸などの補給
→サプリメントの併用も有効
✓タンパク質をしっかり摂る
→特に朝。タンパク質はホルモンの材料でもあり、肌の修復にも必要不可欠。
✓腸内環境の改善
→腸内の炎症は肝臓への負担→ホルモン代謝の妨げに
✓カフェインや糖質の摂りすぎに注意
→血糖値の乱高下→副腎疲労→ホルモンバランスの乱れ
✓睡眠とストレスマネジメント
肝斑は適切なケアをすれば改善していきます。
あきらめずに、内外から整えていきましょう。
当院では分子生理化学研究所、MSS、ヘルシーパスの医療機関専売品のサプリメントを取り扱っております。
ご希望の方は診察時に医師に直接ご相談ください。
※お電話でのサプリメントに関するお問い合わせは承っておりません。
サプリメントの一部はオンラインショップでも取り扱っております。
https://mary-medical-store.com/?mode=cate&cbid=2042139&csid=0
栄養に関するご相談は、月火で行っております。
https://marikoclinic.com/molecular/
栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。
おの まりこ皮膚科クリニック
☎075-744-0738





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