エピジェネティクスな効果
栄養療法では、遺伝的な要素を超えたエピジェネティクス(エピ=上の、ジェネティクス=遺伝子)な効果を得ることもできます。
以前、ダウン症の方が生まれてから栄養療法でサポートを受け続けることで一般成人と変わらない知能身体レベルを得ているというのを聞いて、栄養療法の可能性に驚きました。
遺伝的な要素を持っていても、その遺伝子が発現する(身体的な特徴として現れる)かどうかは、身体の栄養状態などに左右されます。
例えば、がんになりやすい家系であっても、食生活、生活習慣、ストレス等への適切な対応などでがんにならないことは十分に可能です。
先日お伝えした葉酸遺伝子変異も同様です。
https://wellnesskenko.blogspot.com/2020/09/blog-post_2.html
妊娠中のお母さんの子宮内環境はとても大事です。
とくに妊娠初期の子宮内状態が大きく影響するので、特に女性は妊娠前から身体づくりをしておくのが望ましいです。
お母さんの栄養状態やストレスレベルなどによって胎児の遺伝子発現は左右されます。
仮につわりで思うようにいかなかったという場合も、生まれてから対応すればいいのです。
例えば、母乳を飲んでも短時間で起きて母乳を欲しがるなど、産後の栄養不足が疑われるならミルクを足すのも一つの手です。
成長期には場合によっては質の良いその人に適切なサプリメントで補えます。
日本は戦時中戦後に栄養の十分でない環境に置かれたので、その影響が孫の代やひ孫の代まで影響していることも決して少なくはありません。
栄養療法だけでよくならない場合は、根幹となるストレスやトラウマや深層心理などがかかわっている場合もあります。
自己肯定感が低い人、無価値観のある人は栄養療法だけではなかなか改善しにくいです。
病は気からの気とは、この深層心理の事を指しているのではないかと最近では思っています。
栄養療法では問診や身体所見や血液検査のデータから身体の状態を読み解き、体質改善のサポートをします。
https://marikoclinic.com/molecular/
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