偏食を治すには
幼児の偏食は通常一時的なものですが、
大人になってからの偏食には 味覚障害が隠れていることが多々あります。味覚障害で有名なのは亜鉛欠乏です。
といっても、亜鉛さえとればいいというわけではありません。
亜鉛が不足しているから亜鉛を足すやり方では、対症療法と同じで根本解決にはなり得ません。
なぜ亜鉛が欠乏しているのかに注目する必要があります。
➀消化吸収できていない
➁そもそも量が足りていない
➂ミネラルを失いやすい状態(食事や生活習慣やストレス)
亜鉛単体で不足していることは少なく、
タンパク質やその他のミネラルも不足していることがほとんどです。
また、骨代謝が活発になる成長期や骨折や抜歯後は、亜鉛をはじめとしたミネラルやたんぱく質の需要が高まります。
女性はエストロゲンにより銅が優位になりやすくなります。
PMSなどのイライラの一つの原因に 銅亜鉛バランスが崩れて銅優位になりやすいことがあります。
亜鉛の多い食材で有名なのは牡蛎ですが、毎日食べるわけにもいきません。
他には肉にも多いです。
亜鉛やマグネシウムなどの2価のミネラルは、
胃酸がしっかり出ていないと吸収されにくく不足しやすいので
サプリメントで補うことも多いです。
身体の状態によっては、より吸収しやすい形のサプリメントが適しているでしょう。
栄養素を消化吸収でき、過度に消耗しない身体にすることが亜鉛不足の解消への一歩です。
栄養療法では、必要があればサプリメントで補いつつ、根本原因を解決していくお手伝いをしています。
栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。
おの まりこ皮膚科クリニック
☎075-744-0738
コメント
コメントを投稿