生理痛やPMSを和らげる方法

生理痛やPMSなどの月経困難症や 子宮筋腫や 内膜症などの 婦人科疾患に対しての治療は、婦人科での ピルや鎮痛剤が処方される 対症療法が多いと思います。

有月経の間は根治は難しく、薬を使いながら抑えて、月経が終われば楽になるよ、治るよというのが現代の保険診療(西洋医学)での認識であり方針です。

対症療法以外に自分でできることはないのでしょうか。


1.内分泌かく乱物質(環境ホルモン)を極力身体に入れない

エストロゲンの代謝異常には環境ホルモンが大きく関係しています。

環境ホルモンには、ホルモン剤を使用された乳製品や牛肉、農薬、プラスチック容器、重金属などがあります。

農作物は無農薬のものを選ぶ、プラスチックのお弁当は必ず移し替えてから温めるようにしましょう。


2.エストロゲンを分解できるようにする

肝臓に負担になる生活習慣が続くと、エストロゲンも分解も滞ります。

遺伝子レベルで分解の苦手な方もいます。この場合はサプリメントなども使いながら改善していきます。


3.炎症を改善する

アトピー性皮膚炎、アレルギー、胃腸の炎症、上気道炎、肥満や脂肪肝などを改善することも重要です。


4.ビタミンDをとる

子宮筋腫や子宮内膜症とビタミンDに関する論文はたくさんあります。

血清ビタミンDの値が低いほど筋腫の大きさが大きくなる相関関係が確認されています。

健康な人でもビタミンDの値が低い人はとても多いです。

ビタミンDには風邪予防がん予防なども期待できるので、サプリメントで積極的に補うことをお勧めします。

※5000IU以上を毎日摂取する場合は必ず血液検査でフォローしましょう。

ビタミンD3を補う時は、K2とマグネシウムも合わせて補うようにしてください。


5.貧血や冷えを改善する

貧血があると生理通が重くなりやすい傾向にあります。

貧血=鉄を補うだけではなく、タンパク質や各種ビタミン、ミネラル(亜鉛、マグネシウムなど)を補うと代謝が良くなり、症状の改善をより期待しやすくなります。

足首や下肢には婦人科系のツボがたくさんあります。

レッグウォーマーや入浴・足湯などで温めましょう。

私自身、もともと生理痛がひどく月経過多でレバー上の血の塊もたくさん出るほどでした。

十年ほどは痛み止めの薬を飲み続けており手放せない状態でした。

数年前に痛み止めの薬で薬疹が出るようになり、薬を飲めなくなったので、根本的に改善する方法を調べて分子栄養学にたどり着き、上記などを中心に取り組みました。

それにより生理痛は一切なくなり、出血量も減り、塊も出なくなりました。

改善の程度に個人差はあるとは思いますが、もしお悩みならば取り組んでみる価値はあるのではないかと考えています。


栄養療法外来では、何かしらの疾患で治療中の方でも現在の治療と併行しながら、体質改善や根本解決を目指していきます。
妊活のお手伝いもさせていただいております。
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おの まりこ皮膚科クリニック
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