冬季うつと風邪予防にはビタミンD
冬は気分がふさいだり、風邪をひきやすくなったり、心身ともに不調をきたしやすい時期です。
この2つに共通するのは、ビタミンD不足です。
ビタミンDにはナチュラルキラー細胞を活性化する役割があり、いわゆる免疫力を高めてくれます。
(医学的には、自己免疫性疾患などは免疫の暴走であり、免疫力や免疫力を高めるといった表現は正しくないという専門家もいますが、一般的にはイメージしやすい言葉だと思うので、私は説明のときには使います。)
ビタミンDは、紫外線を浴びることによって合成されます。
しかしながら、昨年は例年より外で過ごす機会が減っている人が多いと思います。
それにより、今冬はほとんどの人でビタミンDが不足していると考えられます。
ビタミンDが不足すると、様々な感染症が重症化しやすくなります。
これらに不安のある人は、ビタミンDのサプリの内服をお勧めしています。
推奨用量は個人差があります。
腎機能障害のない人であれば、2000IU~4000IUくらいを3カ月ほどなら毎日摂取しても副作用は起こりにくいと思いますが、血液検査で数値を調べて確認するのが安全ではあります。
他にも、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンC、タンパク質なども風邪予防には必要です。
ビタミンCやオリーブ葉は、風邪予防にも風邪の引き初めにもおすすめです。
※飲み方は診察時にご相談下さい。
栄養療法では問診、身体所見、血液検査のデータからからだの状態を読み解き、体質改善のサポートをしています。
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