爪の状態をチェックしよう!~健康状態の簡単な確認方法~

 爪の異常には以下のようなものがあります。


《爪白癬菌、爪カンジダ》

皮膚科で診察・真菌検査をして判断します。

抗真菌薬の外用や内服で加療するのが保険診療です。

難治性の爪白癬については、自費診療でレーザー治療も選択することもできます。

《爪異常》

外的損傷により爪をつくる細胞がダメージを受けると、不可逆的に変形します。


スプーンネイルは鉄不足で起こります。

爪が脆い、柔らかい、薄いなどの場合も鉄やビオチンやビタミンB12などが不足している可能性があります。


白い斑点が出る点状爪甲斑点は亜鉛不足で生じます。

成長期に出やすいのは、成長期は細胞分裂を促す亜鉛が大量に使われるため常に不足しやすい状態だからです。


爪の縦線は、老化現象の一つです。

縦線の多い場合は活性酸素の指標(活性酸素が多いと老けやすい)にもなります。

また、慢性炎症の可能性も疑います。

爪に横線が多い場合は、タンパク質やビタミンA不足の可能性があります。

爪の湾曲はビタミンB12不足や胃酸不足の可能性があります。


《爪に色が出てきた場合》

色素線条、爪下出血、悪性腫瘍の鑑別が必要です。


爪の異常で気になることがあれば、まずは保険診療でご相談下さい。

おの まりこ皮膚科クリニック 
☎075-744-0738

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