肌の色で健康確認
生まれ持った肌の色は、
ユーメラニンとフェオメラニンの
2種類のメラニンの多さの比率で決まります。
これは遺伝的に決まる「初期設定」です。
・ユーメラニン:黒~茶色の色素
⇒ 紫外線防御力が高い
・フェオメラニン:黄~赤っぽい色素
⇒ 紫外線への防御が弱い
ちなみに肌色が違っても、
メラニンを作るメラノサイトの数は
ほぼ同じとされています。
一方で、
後天的な生活習慣や栄養状態も
肌色や印象を大きく左右します。
歳を重ねると後天的要素の影響が
色濃く反映されるようになります。
♦黄ぐすみ・くすみ肌
〈糖化〉
糖とタンパク質が結びつくことでできるAGEs(終末糖化産物)は黄褐色の色素をもち、肌に蓄積すると黄色くくすみます。
コラーゲンの弾力の低下も引き起こします。
対策:糖化の予防(血糖値や自律神経の安定、ソルプロホワイト内服)
〈ビタミンA欠乏〉
ビタミンAは肌のターンオーバーに関与します。
不足すると角質の厚みが増し、ごわつきを生じ、くすんだ肌色や重度の場合は黄褐色~灰黄色に見えることもあります。
対策:ビタミンAの摂取、外用(RTコジブライト)、亜鉛の摂取
〈カロテン血症〉
植物性食品に含まれるカロテノイド(特にβカロテン)の摂取が多すぎると、皮膚に色素が沈着し、掌や足の裏を中心に黄色くなります。
対策:カロテンの摂取を減らせば元に戻る
〈溶血性貧血によるビリルビンの増加(軽度の黄疸)〉
対策:原因に対しての治療、過度な運動を控える
ビタミンE、セレン、グルタチオンなど赤血球膜の抗酸化や保護する成分を積極的に摂る
〈鉄欠乏性貧血〉
一般的に貧血では肌は青白く見えることが多いが、慢性的に貧血が長引くとくすんだ黄色に見えることがある。
対策:貧血の改善、胃腸機能の改善
♦青白さ
貧血
対策:貧血や病態の改善、胃腸機能の改善など
<日焼け・炎症後色素沈着>
・遮光
・外用
物理的な紫外線対策
日焼け止め
コジブライト
ホワイトニングクリームTA
・内服点滴
飲む日焼け止め(ソルプロリュクスホワイト、クリスタルトマト)
ビタミンC:チロシナーゼ阻害、メラニン生成抑制、抗酸化
L-システイン:グルタチオン前駆体
グルタチオン:メラニンの還元(フェオメラニン優位化)、肝機能UP
肌は体内からのSOSのサインを映し出します。
まずは何が原因かを探り、ひとつひとつ見直していくことが美肌と健康なからだへの近道です。
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