運動の大切さ~耐糖能改善の鍵~
食事や栄養に気を付けていても、運動はしていないとうい患者さんも実は結構いらっしゃいます。
特にこの2年ほどは、デスクワークや在宅ワークが増える中、運動不足に陥っている人は多いと思います。
それにともない、少し鬱々としたり疲労感を感じやすくなっている人が増えました。
ヒトは動物であり、本来動く生き物です。
動くことを前提に代謝が回るようにからだは作られています。
運動しなければ筋肉量が減ります。
よく入院して体重が減るから、病院のようなヘルシーな食事にすべきだということが言われることがありますよね。
でも実はこれ、糖尿病の管理入院や特殊な場合を除くと、食事で減っているのではなく、主に筋肉量が減っているから体重が減っているにすぎません。
筋肉は、グリコーゲンという糖を貯蓄する最大の臓器です。
筋肉量が減れば、貯蓄できるグリコーゲンの量も減ります。
2型糖尿病の悪化要因として、運動不足+高脂肪食がインスリン抵抗性を悪化させるというものがあります。
インスリン抵抗性が悪化すると、食事高血糖→反動的低血糖を起こします。
これは、2型糖尿病でなくても起こります。
どんなに食生活やサプリメントに気を付けていても、運動不足だと低血糖を引き起こし、不調の一因となるのです。
東洋医学的には、動くことで気がめぐるとも言います。
昔から、運は動いて回すともいいますね。
この記事を読んで、運動不足に心当たりのある人は、1日10分の散歩と自宅でできる筋トレから始めましょう。
理想は1日30分以上のウォーキングと適切な筋力負荷です。
効果的に筋肉をつけるには、パーソナルトレーニングもお勧めです。
当院ではパーソナルトレーニングもご紹介しています。
栄養療法外来は月曜日と火曜日に行っております。
栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。
おの まりこ皮膚科クリニック
☎075-744-0738
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