ボーンブロスのすすめ

 消化酵素の主原料はタンパク質です。

 タンパク質が不足していると消化酵素の生産も低下し、粘膜も弱くなっているので、胃腸機能が低下します。

胃腸機能の低下した状態では、タンパク質など消化に時間のかかるものは負担になりやすいです。

そんな時におすすめなのがボーンブロスです。


ボーンブロスの材料として一番のおすすめはジビエ骨です。
ジビエ骨は野生でたくましく、タンパク質も鉄亜鉛などのミネラルも豊富です。

牛骨はグラスフェッド牛なら安全面でも栄養価の面でも高いのでおすすめです。

一番手軽で現実的なのは鶏ガラ、鶏モミジ、鶏手羽からとるスープです。
タンパク質補給の目的なら、鶏骨で十分です。

豚骨スープが好きなら、豚骨もいいですね。


煮込むときは、リンゴ酢などの酢を少量入れて、野菜をいれるかはどうかはお好みで。
セロリ、人参の切れ端、玉ねぎ(皮も)、ローリエなどを入れるとおいしいです。

理想は24時間~48時間ことこと煮込むといいのですが、なかなか家庭では難しいですよね。

できる工夫といえば、
・1回は数時間でとどめて2番だし3番だしも摂る
・数日に分けて煮込む
・スロークッカーを買って長時間設定にして煮込む
・既製品を買う
などでしょうか。

我が家は10Lの鍋で2、3日かけて大量に煮込んでおりますが、これを月2回は正直手間です。
胃腸機能の完成していない幼児がいるのである程度はがんばって作っていますが、億劫な時は、普通のお出汁(かつお、カタクチイワシ、トビウオ、昆布など)で代用したり既製品を買ったり、鶏手羽と野菜を一緒に煮込んだスープをそのままの形でラタトゥイユやミネストローネとして食したりしています。

とはいえ、つくることで消耗するのもよくないので、既製品を上手に利用しましょう。

プロテインを使うかどうかは消化機能と相談しながらがおすすめです。

ウォーキングなどの有酸素運動と筋トレで筋肉量を増やす=タンパク質量を増やすこともとても重要です!
栄養だけだと片手落ちなので、運動もぜひしてくださいね。


栄養療法カウンセリングでは、問診と血液検査のデータをみて、その人に合う順番や方法をご提案し、その際に具体的な製品名などもお伝えしています。

栄養療法外来は月曜日と火曜日に行っております。

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