運動の秋、栄養の秋
頭の働きをよくしたい、仕事のパフォーマンスを上げたいときには
栄養療法と運動を組み合わせましょう。
運動中には脳の血流は下がりますが、運動後に脳の血流が増えるので、適度な運動後の学習や仕事でよりよい結果が出やすいという研究結果が多数出されています。
運動と脳の働きについては、
『脳を鍛えるには運動しかない(ジョンJ.レイティ with エリックヘイガ―マン/ NHK出版)』
『一流の頭脳(アンダース・ハンセン/ サンマーク出版)』
などの本に詳しく書かれています。
本によると、
・週2回の運動で認知症のリスクが半減する
・運動することでストレスやうつを抑えられる
・運動する人は癌にかかりにくい
・運動をさせたこどもは成績が上がる
という報告があり、他にも、
・仕事のパフォーマンスがあがる
・創造力を高まりインスピレーションを得やすくなる
・いつまでも若々しくある
・心穏やかに過ごせるようになる
などの効果が得られるようです。
運動は、週2~3回以上の有酸素運動と、週に1~2回ほどの筋肉トレーニングを組み合わせるのがベストです。
運動し慣れていない
人は30分~1時間程度のウォーキングからはじめましょう。
慣れてきたらジョギング、ランニングへ移行するとよりよいとされています。
自転車が好きな人はサイクリング、足腰に不安を抱えている人や泳ぐのが好きな人は水泳がおすすめです。
ダンス・バレエ・体操・日本舞踊・ヨガなどいろんな動きをする運動も脳にいい影響を与えます。
家族や友達と一緒に登山やアスレチックもいいですね。
運動の前後にアミノ酸やプロテインを飲むと、疲労の回復や早くなり効率的な筋肉をつけられます。
低血糖傾向、低中性脂肪傾向の人は、食後の有酸素運動を取り入れましょう。
食後の有酸素運動をすると、血中のグルコースが細胞内に取り込まれやすくなり、食後の高血糖と反動で起こる低血糖を予防でき、血糖値の安定が期待できます。
また、筋肉トレーニングなどで筋肉量を増やし、蓄えられる糖(グリコーゲン)の量を増やしましょう。
とはいえ、運動すること自体が大事ですので、必ずしも食後である必要はありません。
運動+栄養療法は両輪で、どちらも取り組むことで相乗効果が得られます。
この秋から栄養(食事)療法と運動をぜひ実践してみて下さい。
いまのご自身の状態に適した食事栄養については、栄養療法カウンセリングでご相談下さい。
栄養療法を受けて低血糖対策をしたら、ずいぶん楽になったという患者様からのお声も数多くいただいております。
栄養療法外来は月曜日と火曜日に行っております。
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