ストレスが強いと痩せない理由

ストレス太りという言葉がありますが、

ストレスが強いと太りやすくなるということは医学的に説明できます。


まず、ストレスで食べ過ぎてしまう場合には生理学的には何が起こっているかを見ていきます。

ストレスが強いと、抗ストレスホルモンのコルチゾール(自己ステロイド)が分泌されます。

コルチゾールは腎臓の上にある副腎という臓器から分泌されます。

コルチゾールには血糖値を上げたり、炎症を抑えたりする役割もあります。


ストレスの多い状態が続くと、

常にコルチゾールが分泌され続け

副腎が次第に疲弊してきて(副腎疲労)血糖値の維持が難しくなります。


低血糖になると体は甘いものを欲します。

副腎疲労の状態で砂糖が多いものを食べると

食後高血糖と反動性の低血糖、つまり血糖値の乱高下を起こしやすくなります。

また、ストレス過多で、コルチゾール(自己ステロイド)が常に分泌されている場合は、

中心性肥満タイプになりやすくなります。


外見的な特徴としては、

・手首足首は細い(タンパク質異化亢進による筋力低下)

・お腹周りに肉が付きやすい

・顔がむくみやすい

・背中に肉がつきやすい、背中が分厚い

などがあります。


これは、クッシング症候群や主にステロイド剤による医原性クッシング症候群と外見的な特徴が似ています。


ストレス太りの場合、

ストレス源をかかえたままダイエットを試みてもうまくいかず

リバウンドを繰り返したり体調を崩したりしやすくなります。


健康的に理想の体型になるためには、

栄養療法・カウンセリングで自分の今の体の状態を知り

問題点や取り組むべき順番や優先事項を明確にすると成功しやすくなります。


栄養療法外来は月曜日と火曜日に行っております。

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おの まりこ皮膚科クリニック 
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