腸内環境を調べる検査について
腸内環境を間接的に知りたいときに用いる検査には
便検査
尿での有機酸検査
血液(遅発型アレルギー)検査があります。
便検査と尿検査は当院では直接取り扱っておりませんが、
ご希望の方に取り寄せてお渡ししている状況です。
この度、ambrosiaからリーキーガットの一つの指標となりうる
腸管バリア(GBP)パネル検査が新たにプレリリースされました。
項目は、
カンジダアルビカンス
ゾヌリン
オクルディン
の3つのIgG抗体とIgA抗体です。
カンジダアルビカンスは、皮膚、粘膜消化管に生息していますが、増殖すると腸壁から血中入りこみます。
ゾヌリンはタイトジャンクションを開かせるタンパク質です。
ゾヌリンの値が高いと、タイトジャンクションの正常な制御が損なわれているとっ考えられます。
ゾヌリンの測定は交差反応による偽陰性が多いことが指摘されていますが、
報告書には独自の技術でその点を改善したと書かれてありました。
オクルディンはタイトジャンクションを構成するタンパク質のひとつです。
タイトジャンクションが開くとゾヌリンとともにオクルディンも孔を通り抜けるので、
ゾヌリンとオクルディンに対するIgGとIgA抗体がつくられます。
血液検査なので、
直接的に測定する便検査や尿検査よりも制度は落ちる可能性があると考えますが、
検査のしやすさやリーキーガットの重症度を見るという点においては
使える検査かもしれません。
キャンペーン価格を利用して(最大41%OFFにつられて笑)
早速私も試してみました。
今回試したのはFIT176+GBPパネルです。
結果は、腸管バリア検査はいずれも陰性、
FITパネル(遅発型アレルギー検査)は、グルテンは2+とカゼイン3+でした。
私はグルテンフリー・カゼインフリーから6,7年たっていますが陽性なので、
過去の影響を引きずっているのかもしれません。
卵黄とホエイも高くて、これは少し食べ過ぎな自覚があります。
ホエイはグラスフェッドホエイ100%のプロテインを毎日飲んでいた影響もありそうです。
特に不調はないのですが、量と頻度を減らそうと思います。
遅発型アレルギー検査は、一説にはよく食べる食品で陽性が強く出るとも言われています。
ですので、個別のアレルギーの指標というよりは、
陽性の項目が多いとリーキーガットであるという指標に使えます。
検査結果で4+や3+の項目があれば、一定期間控えつつ、
その間に腸粘膜の強化、腸内環境の改善などに取り組み、
食べても大丈夫な状態に持っていくというのがいいのではないでしょうか。
(※陽性陰性の有無にかかわらず、できる限りのGF,CFは推奨します。)
3月31日までがキャンペーン価格(最大41%OFF)となっていて、
キャンペーン価格を適応すると、
腸管バリア(GBP)パネルは17,737円
FIT132+GBPパネルは、35,475円
FIT176+GBPパネルは、47,300円
です。
FIT+GBPパネルの適応枠は残り5名となっております。
4月1日以降は通常価格に戻ります。
数ミリの血液検査で可能で、食事制限もありません。
ご興味のある方は、お電話もしくは月曜火曜日の栄養療法外来へお問い合わせください。
栄養療法外来は月曜日と火曜日に行っております。
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