ベストパフォーマンスを発揮する食事のとり方
今回は受験を状態で乗り切る食事の秘訣をお伝えします。
短期間でも取り組めることは、血糖値を安定させることです。
血糖が安定していると、集中力が長持ちします。
食後に眠気を感じる場合、
食後高血糖
→インスリン過剰分泌
→反応性低血糖(眠気)
→アドレナリン放出による交感神経優位(イライラ、不安焦燥感)
の可能性がほどんどです。
これだと、集中力が長続きしません。
また、貧血や怪我などで栄養不足の状態があると成績は伸びにくくなります。
食事内容、もっと言えば栄養状態が良ければ本番に強い体力精神力となります。
では、できるだけ最善の状態で受験を迎えられるようにするためには具体的にはどうしたらよいでしょうか。
➀補食
小さなおにぎりをたくさん用意して授業の合間に食べましょう。
塾のお弁当にも必ずタンパク質を入れましょう。
食欲の低下しているときには、野菜と肉などを煮込んだスープをスープジャーに入れて持っていくなど、工夫が必要です。
カフェインや甘いお菓子は血糖値スパイクを引き起こし自律神経を乱すのでおすすめしません。お茶(緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶など)にもカフェインが入っているので注意が必要です。
飲みものは水の他にお出汁やボーンブロスもおすすめです。
➁筋肉量
筋肉にグリコーゲン(貯蔵糖)が蓄えられます。
グリコーゲンは空腹時にグルコースとなり血糖が保たれますが、グリコーゲンが少ないと血糖値が保たれにくくなります。
筋肉量が落ちると、蓄えられるグリコーゲンの量も減ります。
受験勉強で座りっぱなしで 送迎も車だと 運動する機会が入院生活並みで筋肉量ががくっと落ちることもあります。
多少の運動習慣を維持して筋肉量を保つものスタミナ発揮の鍵になります。
➂怪我を避ける
骨折などすると、修復に全て栄養素が持っていかれるので、勉強しても頭が働きにくくなります。
万が一怪我をしてしまったときは、サプリメントも使って怪我の修復を早めるなど、別途対策が必要です。
④貧血の改善
貧血がある場合は治療改善しましょう。
胃腸のメンテナンスも必ず同時に行います。
⑤寒さ対策
エネルギーを無駄に消費しないために、足元、手首足首などを温めましょう。
防寒しても身体は冷えたままではエネルギーを消費するため、からだを芯から温めるようにしてください。
女の子は生理の影響で、男の子は中高生の成長期の影響で栄養が足りなくなり、成績が伸びにくくなったり落ちたりすることもあります。
風邪予防や重症化を防ぐのにも栄養状態が重要です。
必要であれば、良質なサプリメントで補うこともご提案していますのでご相談ください。
栄養療法外来は月火におこなっております。
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