不調が起こったら まず見直すべき基本 その1

治療には、今起こっている炎症を抑える応急処置や対症療法としての治療と、
炎症の起こりにくい身体にするなど身体を建て直していく治療があります。

例えば、皮膚科でにきびに対してニキビのお薬を出すのは、対症療法です。

できてしまったニキビ痕に関しては、
石鹸やトナーや化粧水、トレチノイン、ピーリングなどで修復を助ける方法もあります。

中々治りにくい場合は、根本原因の見直しも必要になってきます。

病気に対して明らかな誘因がある場合はそれを避けて頂きます。
明らかな誘因がない場合、病気や身体の不調を改善するための基本である食事、運動、睡眠の3本柱を見直しましょう。
この中のいずれか1つでも欠けるとホルモンバランスが乱れ、
不調が起こりやすくなります。

まずは、食事栄養を見直しましょう。

腸内環境によい食事はできていますか?

グルテンフリー・カゼインフリー・カフェインフリーを 少なくとも症状が改善するまでは徹底することを推奨しています。

炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素は消化能力にあわせて毎食摂りましょう。
胃腸機能が低下しているときには、ボーンブロスもおすすめです。

旬の野菜や果物には、ビタミンミネラルや食物繊維、ポリフェノールなどのプレバイオティクスも含まれているので積極的に食べましょう。

食事の改善と同時に習慣づけたいのが運動です。

運動習慣のない人は、まずは軽めのウォーキングやジョギングと スクワットなどから始めましょう。
理想は30分~1時間くらい毎日運動できる身体に持っていくことです。

有酸素運動と無酸素運動を両方とも組み合わることで、筋肉量が増えます。
それによりエネルギーを作り出す役割を担っているミトコンドリアの数が増え、ミトコンドリア機能が改善します。
また、筋肉量が増えれば 貯蔵できるグリコ―ゲンを増やすことができ、血糖値の安定にもつながります。


おすすめの運動時間帯は、特に低血糖症状のある人は食後すぐです。

例えば、
朝食後の通勤通学で歩く距離を増やす
昼食後に軽く階段の上り下りや踏み台昇降やスクワットをする
夜食事の後で散歩する
など、ご自身の生活で取り入れやすい時間だけでもやってみましょう。


睡眠の質の改善がみられるまでには、少し時間がかかります。

夜間低血糖があると、食いしばりや悪夢を見るなどの症状が出ます。
これは血糖値を上げるために交感神経が分泌されるからです。
この状態ではからだが十分に休まりません。

運動がある程度しっかりできるようになると、睡眠の質も改善しやすくなります。
また、寝る前のPCスマホは厳禁です。


まずは、食事、運動、睡眠の基本の生活習慣を見直してみてください。


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