白髪や薄毛の原因と対策

動物の栄養状態がいいと
毛並みがつやつやするのと同様、
人間も動物なので、
栄養状態がいいと肌と髪がつややかになります。

カラーやパーマによるダメージ以外で
切れ毛や枝毛が増えたり、
白髪やくせ毛などの髪のお悩みが増えた場合は、
一度栄養面やストレス面を見直してみましょう。

白髪ができる原因には、加齢、喫煙、ストレス、栄養不足、遺伝があげられます。

髪の毛の主成分はケラチンで、
その原料はタンパク質です。
その他ビタミンとミネラルが含まれます。

メラニン合成に必要な栄養素は、
銅、ビタミンB群、アミノ酸(チロシン)です。

頭皮の血行改善にはω-3脂肪酸、
髪の成長と再生には亜鉛が必要です。

ストレスに対しては、
抗酸化物質(ビタミンC,E、セレン、ポリフェノールなど)やMgで対策しましょう。

銅と亜鉛は、どちらか一方が増えると、
もう一方は相対的に減ります。
銅と亜鉛はバランスが重要です。
銅製鍋の使用や、チョコレートをよく食べる場合は、亜鉛が不足しがちです。
また、ピルを内服していると、
ホルモンバランスの影響で銅優位になります。

亜鉛単独のサプリメントでは銅不足になるリスクがあります。
サプリメントは、亜鉛:銅=10:1 の割合のものを選ぶといいでしょう。

当院でご案内しているMSSの亜鉛のサプリメントは亜鉛と銅が10:1の割合です。必要な方は診察時にお知らせください。

タンパク質不足だと、
白髪やぱさぱさしたトラブルの多い髪になります。
タンパク質を体内で満たすには、
十分な摂取と消化吸収能力の改善が必要です。


ストレス過多で白髪が発生するのは、
・胃腸機能の低下し、栄養素が十分に消化吸収されにくくなる
・過剰なストレスに反応して分泌されたノルアドレナリンが、毛根の細胞を過剰に活性化させ、メラニン細胞が枯渇する。
などのためです。

ストレスで発生したノルアドレナリンを代謝処理するのは、COMTとMAOという酵素です。
酵素の主成分はタンパク質です。
COMTとMAOの補酵素となるのはビタミンB6です。

ノルアドレナリンをアドレナリンに変換するためには、コルチゾール(抗ストレスホルモン)が必要です。

コルチゾールには、
抗炎症や血糖上昇作用もあるので、
慢性炎症があったり、血糖値の乱高下があると
コルチゾールは不足気味になります。

ストレス対策、血糖値の安定、副腎疲労の改善は必須です。

他には、頭皮の状態を直接改善するのも有効です。

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