こどもの身長を伸ばす方法
こどもの身長についての本や論文をいくつか読んだので、要点をまとめてみます。
※成長曲線で-2.0SD以下の低身長の場合は小児科を受診してください。
身長に影響するものには、遺伝的要因と環境要因があります。
遺伝的要因は変えられませんが、環境要因は変えられます。
1.胃腸の状態を整える
胃腸の状態が悪ければ十分に消化吸収されません。
・胃もたれや腹痛
・げっぷが出やすい
・お腹の張り
・便の状態が最善ではない
これらの中の1つでも当てはまっていると、
お腹の乱れのサインの可能性があります。
※体調に何か問題を抱えていて、より詳細に胃腸の細菌叢などを調べたい場合には海外の検査機関へ提出するの自費の便検査が必要です。現在当院ではこの検査は取り扱っておりません。
2.食事
身長を伸ばすためにはバランスのよい食事が欠かせません。
中でも特にアミノ酸が鍵になります。
胃腸の状態が悪いままタンパク質の量を増やしても
胃腸の負担になり、消化吸収が不十分になります。
消化吸収をよくするためには、
まずは、よくかみましょう。
よく噛むだけで改善する人もいます。
また、リラックスした状態で食べることで、
副交感神経優位になり消化を促進します。
胃腸の状態の悪い時は、
ボーンブロスなどでアミノ酸レベルでの吸収と胃腸の修復を図りましょう。
成長期のこどもは、おやつも炭水化物+タンパク質の補食が理想です。
胃腸の状態のいい時は、アミノ酸の補充にプロテインも選択肢の一つです。
プロテインを飲むときも1口10回程度はかむようにしてください。
(※プロテインが液体に溶けやすいように乳化剤を使用している製品もありますが、胃腸への負担の少なさ等観点からも、乳化剤を含めた添加物の極力入っていないものを推奨しています。)

何を食べるかと同様に何を食べないかも重要です。
グルテンカゼインやカフェイン、精製された砂糖や人工甘味料、一部の添加物などは、胃腸の負担になったり、栄養素を消耗して成長に必要な栄養素が不足したりするので、控えましょう。
アミノ酸(タンパク質)の他には、カルシウム、ビタミンD,C,A,E,B、亜鉛、鉄、マグネシウム、十分な水分なども必要です。
3.血糖値を安定させる
血糖値の乱高下があると
低血糖の際に交感神経優位となり
タンパク質の分解を促進します。
血糖安定のために、補食を意識しましょう。
おやつの時間に甘いものが食べたいときは、
補食のあとに甘味の順で食べましょう。
補食の基本は炭水化物+タンパク質です。
4.睡眠
日本人のこどもの睡眠時間は欧米に比べると短い傾向にあると指摘されています。
習い事や塾の時間が遅いと寝るのも遅くなりがちです。
小中学生の成長期の間の理想は10時間前後です。
夜更かしは厳禁です。
早寝早起きを心がけましょう。
寝る前のテレビやタブレットは寝付けない原因となります。
日中に血糖値の乱高下があると夜間に一時的な低血糖になりやすくなります。
夜間の血糖値の乱れがあると、朝起きにくくなります。
5.運動
骨への刺激、骨量と筋肉量の維持増量には欠かせません。
また、運動することにより日中にも成長ホルモンの分泌を刺激されます。
1日60分以上の運動/外遊びを心がけましょう。
過度な運動負荷は逆効果になることがあるので注意してください。
6.早熟化を予防する
第二次成長期の近づく年齢では、
大豆製品の過剰摂取には注意した方がよいと言われています。
また、ホルモン剤を使用した食品や、内分泌かく乱物質、エストロゲン作用のあるものも避けた方がいいでしょう。
夜更かしは早熟化を早めます。
7.ストレス対策をする
日中に大きなストレスにより副腎から抗ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が増えると、夜間の成長ホルモンの分泌量が低下します。
ストレスは自律神経や血糖値にも影響します。
栄養面に関するお子さんのお悩みがある場合は、
家族で取り組むと改善しやすいです。
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