ストレスと過食

ストレスで食べ過ぎてしまうのは、
意思が弱いからではなく、
脳と栄養状態のSOSのサインです。

ストレスがかかると、
副腎から抗ストレスホルモンである
コルチゾールが分泌されます。
慢性的なストレスがあると
コルチゾールが分泌され続けます。

コルチゾールには、
・血糖上昇
・レプチン（満腹ホルモン）の感受性を下げる
・グレリン（空腹ホルモン）を増やす
といった役割もあります。
ストレスが続くと満腹を感じにくく、
空腹を感じやすい状態となります。

ストレス下では、
脳は快楽や安心感を求めてドーパミンを出したくなります。

手っ取り早くドーパミンが出る刺激が、
甘いもの、脂っこいものです。
これらを食べて一時的に気分が良くなるのは、
ドーパミンが大量に放出されて報酬系が刺激されるからです。
しかも、中毒性があるので、もっとほしくなる悪循環に陥ります。

また、ストレスが続くと、
ドーパミンやセロトニンを作る栄養素（タンパク質、鉄、ビタミンB、マグネシウム、亜鉛あんど）がどんどん消費され、本来自分で整える力（神経伝達物質の合成）が落ちていきます。

つまり、ストレス性の過食の背景には、
「ホルモンの乱れ」、「神経伝達物質の不足」、「栄養不足」があります

ストレス性の過食の予防策としては、
✓ストレスから回避する/減らす
✓良質なタンパク質を摂る
✓ビタミンB群マグネシウム、亜鉛を補う
✓血糖値を安定させる食事、食べ方
✓睡眠をしっかりとる

✓朝日を浴びる

などが有効です。

ストレスの強い時は、アミノ酸、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛、マグネシウムなどをサプリメントで一時的に補うと、過食行動が緩和されます。
ぜひ実践してみて下さいね。

当院では分子生理化学研究所、MSS、ヘルシーパスの医療機関専売品のサプリメントを取り扱っております。
ご希望の方は診察時に医師に直接ご相談ください。
※お電話でのサプリメントに関するお問い合わせは承っておりません。
サプリメントの一部はオンラインショップでも取り扱っております。
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栄養療法外来は月火で行っております。

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おの　まりこ皮膚科クリニック 

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