食を賢く選択できるようになるために

巷では様々な食方法がブームとなってはもてはやされています。

メディアの健康特集などでは、納豆がいいといえば納豆が売れ、鯖缶がいいといえば鯖缶が売れ、真に受けた消費者が情報に踊らされている状況です。


ですが果たしてその食事法はあなたに合っているでしょうか。



例えば、糖質制限。
糖質制限ははじめてすぐは2~3kgほど体重が落ちやすいですが、この時減っているのは実は脂肪ではなく筋肉そと筋肉の水分量です。

筋肉は、グルコース(ブドウ糖)をグリコーゲンとして貯蓄しています。
他には肝臓もグリコーゲンを蓄えています。

筋肉量の少ない女性が糖質制限をすると、糖分の蓄えも少なくなって空腹時にすぐに枯渇しやすくなります。
女性は肝臓の容量も少ないので、男性よりも早くグリコーゲンを使い果たしてしまいます。
すると低血糖の症状が現れて、自律神経が乱れるようになります。

ですので、筋肉量の少ない女性には糖質制限は向きません。
もちろん砂糖は普段から控えていただきたいのですが、米やイモ類を制限する必要はない人も多いということです。



どの食事法が合うかに対しては個体差が大きいので一概でに言えません。

食を賢く選べる消費者になりたいですよね。
そのために、一度ご自身の身体の客観的な現在の状態を知っておくのも一つの手段としておすすめです。


私も産後しばらくしてからやや低血糖の症状が出ていたので、先日血液検査をしました。
客観視することで、最善の解決策がわかったので取り組んだところ、思ったより早く楽になりました。

産後のお母さんは、体調や栄養状態が回復しないまま育児で大変な思いをされている方も多いです。
お母さんの笑顔と元気が家族の笑顔と元気につながるので、ぜひお母さんに元気になっていただきたいと思っています。


栄養療法外来では、詳細な問診(1時間程度)と血液検査をさせていただき、結果説明の際にカウンセリング(1時間程度)をさせていただいています。
https://marikoclinic.com/molecular/

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採血なしのカウンセリングだけなら、1時間11,000円です。

おの まりこ皮膚科クリニック
☎075-744-0738

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