活性酸素対策~春はデトックスの季節~
活性酸素は、ミトコンドリアがエネルギーを作り出すときに必ず発生します。
また、体内に侵入する最近やウイルスなどを処理するときに有害物質を除去するためにもつくられます。
生きていく上では活性酸素はある程度必要なものでもあります。
ですが、多すぎる活性酸素は自分の細胞も傷つけ、がん、心疾患、生活習慣病、老化などの要因になります。
そのため、私たちのからだには、活性酸素の障害から細胞を守る抗酸化防御機能が備わっています。
活性酸素が抗酸化能力を上回った状態を酸化ストレスといいます。
酸化ストレスは、紫外線、放射線、大気汚染、喫煙、薬剤、酸化物質の摂取、過度のストレス等により増大されます。
酸化ストレスを下げるには、これらの要因を除去することが重要です。
また、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール類、カロテノイド類、カテキン類、水素などの抗酸化物質を摂ることで抗酸化能を高めることも必要です。
春の皿には苦みを盛れということわざがあります。
春の山菜の苦みやえぐみには抗酸化物質であるポリフェノール類やミネラルやビタミンを含んでいます。
春は環境の変わり目でストレスも大きくなりやすい季節です。
旬のものを美味しくいただき、散歩などでからだをよく動かし、暖かいお風呂に入ってよく寝ると、からだやこころの負担がやわらぎます。
筋肉がしっかりあり、タンパク質不足や鉄不足や低血糖もなく、毎日動き回っても疲れ知らずの体力のある元気な人は、適切な指導者の下でファスティングを行うものいい時期です。
低血糖のある人、体力のない人はファスティングでかえって体調を崩すことが多いので、おすすめしません。
日々の食材に苦みのある旬ものを取り入れたり、そもそもの食事内容や生活環境を見直したりしてみてくださいね。
栄養療法外来は月曜日と火曜日に行っております。
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