貧血を治して元気になろう

隠れ貧血を含め、貧血の女性は決して少なくありません。
貧血があると傷が治りにくかったり、シミができやすかったりと美容面でも困ったことが起こります。


人生には貧血になりやすいタイミングがいくつもあります。

1.胎児期は、母体の鉄が不足していると鉄不足になります。

2.生後6か月頃の離乳食が始まる頃には、生まれる前にストックされていた鉄では足りなくなってきます。
母乳中には鉄は少ない(ただし吸収されやすい形ではある)ので、離乳食やミルクで鉄を補う必要があります。


3.成長期
女子は月経も重なるため、男子よりも鉄不足に陥りやすいです。
また、部活などでスポーツをやっていると、溶血性貧血→鉄不足となります。
成長期は栄養を足しても足しても足りない時期なので、この時期に栄養が不足すると 成績や精神面に影響が出やすいです。


4.妊娠出産時
この時期の貧血含めた栄養状態は胎児に大きく影響するので、妊娠の2年前からは 栄養状態を整えることをおすすめしています。
産後うつも 貧血などの栄養状態が大きくかかわってきます。
こどもや家族のためにも、お母さんの栄養状態は常に満たしておきたいところです。


5.けがや病気をしたとき
自己流のサプリメントで治療してもなかなか改善しない貧血の背景には、病気が隠れているとこもありますので、何か困ったことがある場合には 医療機関の受診をおすすめします。
サプリメントを使うにしても 合う合わないがあります。
鉄欠乏が長期間続くと 甲状腺機能低下が進んでいることもあります。
慢性炎症、ピロリ菌、悪性腫瘍などが潜んでいることも決して少なくありません。


6.加齢
加齢とともに貧血になりやすい原因の一つに、胃腸機能の低下があげられます。
胃腸ケアをしつつ、食事を見直し、その時の状態に合わせて漢方や薬や良質なサプリメントで補うのがいいでしょう。


長期にわたる鉄欠乏性貧血は、慣れ過ぎていて 無自覚で病識がないこともしばしばです。

また、長年の貧血の値が少し改善すると元気になるので 途中で治療をやめてしてしまう人もいますが、本当に元気になるためには完全に治すことをおすすめしています。

当院では、栄養療法カウンセリングの検査などで貧血が発見された場合は、婦人科や内科などと連携しながら治療をすすめています。

栄養療法外来は月火でおこなっております。

栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。
おの まりこ皮膚科クリニック 
☎075-744-0738

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