サプリメントは対症療法?
症状や検査の結果を見て、
単にサプリメントを処方するというのは
対症療法的な治療です。
例えば、貧血だから鉄サプリを飲もうというのは、
仮に一時的に検査値がある程度までは改善したとしても、
根本的な改善とはなりがたいです。
根本から解決したいのであれば、
なぜ鉄不足になったのか、
足りないのは鉄だけの問題なのかを
考える必要があります。
鉄は単体では人体にとって非常に有害で、
フリーラジカルを発生します。
そのため鉄は、
ヘモグロビン、トランスフェリン、フェリチンといった
タンパク質と結合して体内に存在しています。
つまり、タンパク質が不足していても貧血になります。
実際、貧血の人はタンパク質不足であることがほとんどです。
ではなぜタンパク質不足になっているのでしょうか。
考えられる理由としては、
・食べる量が少ない
・消化吸収が十分にできていない(消化能力の低下)
・タンパク質がつくられる(同化)より、分解される(異化)が亢進している
などがあげられます。
その背景には、
出生体重、胎児期や乳幼児期からの栄養状態、
既往歴、家庭環境、生活習慣、加齢、対人関係、
トラウマ、思考の癖、心身の健康状態
外的なあらゆるストレス源などの
複数の要因が絡まりあっています。
貧血の人の治療をするとき、
まずは婦人科疾患や他の病気を調べ、
問題があればその治療をします。
次いで、生活習慣を見直し、ストレス対策をします。
消化酵素、乳酸菌で胃腸の働きを補助しつつ、
食事内容を見直します。
また、鉄、ラクトフェリン、アミノ酸、ビタミンなど
必要なものを補います。
同時に、運動が体の状態として可能あれば、
運動をして筋力をつけていきます。
上記はざっくりとした流れで、
実際は個人個人に合わせて、より詳細なステップを踏みます。
これからの時代は、人生100年時代と言われています。
健康寿命を伸ばし人生をより楽しむために、
栄養療法を活用してください。
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