青魚を食べよう~ω3脂肪酸は美肌食~
青魚に豊富に含まれるω3脂肪酸(DHA・EPA)は必須脂肪酸の一つです。 体内ではほとんど合成されないため、食事からの摂取が必須です。 抗炎症作用 肌の老化を進める大きな原因の一つが慢性炎症です。 紫外線、ストレス、糖化、睡眠不足、偏った食生活、運動不足などによって、 体内では絶えず炎症が起こっています。 ω3脂肪酸であるDHA・EPAには、この炎症反応を鎮める力があります。 特にEPAは、体内で抗炎症性エイコサノイドやレゾルビンといった物質に変換され、 炎症を鎮火する働きをします。 肌への効果には以下のようなものがあります。 ・赤み、ニキビ、湿疹などの炎症性皮膚疾患が改善 ・コラーゲン分解酵素(MMP)の活性を抑え、シワたるみを予防 ・肌の血流をよくして、くすみを軽減、透明感UP 細胞レベルでのアンチエイジング 細胞膜の流動性を保つ :細胞膜は脂肪酸(リン脂質2重層)でできています。 ω3脂肪酸は多価脂肪酸で、細胞膜の構成割合に多価脂肪酸が多いと、細胞膜の流動性が高まります。 抗酸化作用を助ける :DHA・EPA自体は酸化されやすい性質を持っていますが、摂取により体内の抗酸化酵素の発現が促進されることがわかっています。 結果的に酸化ダメージ軽減し、ミトコンドリアの機能維持に貢献します。 テロメア短縮を抑制 :テロメア短縮の要因の一つが慢性炎症です。 DHA・EPAの抗炎症作用により、細胞の炎症ストレスが軽減され、テロメア短縮速度が遅くなったという研究結果が複数報告されています。 また、上記の抗酸化作用を助ける働きやテロメラーゼ活性を高める報告もされており、健康長寿・美容長寿に貢献すると考えられます。 その他にもω3脂肪酸は、 動脈硬化や血管炎症や炎症性疾患の予防や症状軽減にも効果があるとされています。 食事では、 青魚を中心に週に2~3回は魚を食べる 亜麻仁油やヘンプシードなどもサラダにかける などして摂取しましょう。 亜麻仁油やエゴマオイルは酸化しやすいので、遮光瓶のもの推奨です。 サプリメントで選ぶなら、精製法や、酸化防止剤としてのビタミンEなどの抗酸化成分の配合、重金属検査済みかどうかを確認しましょう。 ω3脂肪酸は、過剰摂取で出血傾向や下痢のリスクがあります。 自己判断で内服する場合は、表記容量を守ってください。 当院では分子生理化学研究所、MSS、ヘルシ...











