カフェインの心身への影響
カフェインには利もあり不利もありですが、 栄養療法のご相談に来られる方にはカフェインフリーを推奨しています。 まず、カフェインを常用していても一切問題ないような病気知らずの超絶健康な心身の持ち主ならば、栄養療法外来にはいらっしゃいません。 栄養療法外来に来られる方の多くは、程度の差はあるものの、 副腎疲労や低血糖(血糖値の乱高下)などの問題を抱えておられます。 カフェインを摂取すると、強制的にコルチゾールが分泌されます。 副腎に鞭を打って出させているような状態です。 コルチゾールには、抗ストレス、抗炎症、抗低血糖といった作用があります。 ですので、睡眠不足、慢性炎症、精神的ストレス、低血糖などが土台にあった場合、 常にコルチゾールがだらだらと分泌されている状況になります。 そんな状態でカフェインを投与すれば、 副腎に強制労働をさせて一時的には覚醒した状態になっても 結局は元気の前借りにすぎないので、 回復ケアをしない限り疲弊する一方です。 また、カフェインの代謝でマグネシウムを消費されたり、鉄の吸収が阻害されたりもしますので、貧血や胃腸の弱い人にもカフェインはおすすめできません。 カフェインには、コーヒーや紅茶、お茶にも含まれます。 デカフェにも少量のカフェインが含まれておりますので、 カフェインフリーを目指すときは、デカフェのものもNGです。 カフェインに頼らずに、元気に動けるような身体づくりが理想です。 まずは、心とからだを休めることを優先しましょう。 オーバーワークなら、先に見直すべきは睡眠、食事、運動といった生活習慣や環境要因です。 栄養療法外来では、お一人お一人のライフスタイルに合わせてカフェイン断ちをする方法もお伝えしています。 栄養療法外来は月火におこなっております。 https://marikoclinic.com/molecular/ 栄養療法外来のご予約はお電話にて承っております。 おの まりこ皮膚科クリニック ☎075-744-0738